やまぐちピースフォーラム2019 継承~次世代につなぐ平和への思い~

山口県ピースアクション実行委員会(構成団体:山口県生活協同組合連合会、生活協同組合コープやまぐち 協力団体:山口県原爆被害者団体協議会、(一財)山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑)は、7月25日(木)、13:00~15:00 山口県立図書館で、「継承~次世代につなぐ平和への思い~」と題してやまぐちピースフォーラム2019を開催しました。 参加者は300名

 「やまぐちピースフォーラム」は山口県内の全市町の首長が核兵器のない平和な未来を願い、平和首長会議に加盟されたことをきっかけに2010年から取り組み始めました。自治体・被爆者・市民が一緒になって戦争・被爆体験の継承や核兵器廃絶のために何ができるかを考え、運動をすすめてきました。今年は2016年以来3年ぶりの開催となりました。

オープニングは、山口市の「ままとおん」さんに平和の歌「あしたへ」をトーンチャイムで演奏していただきました。

 第1部は県内で感じる・伝える「命の大切さ」。広島、長崎に近い山口県には多くの被爆者がおられ、戦跡も多くあります。話しを聞いたり、戦跡を訪れた活動や被爆者のお話しを聞いて“わたしにできること”を考えました。ゆだ苑で被爆証言を聞いた小学生、被爆証言の聞き取りに参加した大学生、kid’sピースサポーターの活動に関わってきた高校生、それぞれ感じたことなどを発表され、被団協の方からは若い世代につたえたいこと、組合員からは地元の戦跡を調べてマップを作ったことを発表されました。

 第2部は山口県版平和首長会議。県内4自治体(山口市、柳井市、田布施町、平生町)の首長にご参加いただき、第1部の発表を聞いての感想、今後の継承活動・核兵器廃絶の運動の進め方について、また、山口県版平和首長会議の発展についての提言を述べていただきました。

 会場ロビーではコープやまぐちの組合員さんたちの平和活動報告を展示しました。また来場者のみなさんに、ハート型の折り紙に「あなたにとっての平和とは」というお題でメッセージを書いてもらい、平和の木に貼って完成させました。

オープニング

オープニング

 

平和首長会議

平和の木にメッセージを貼りました。

 

 

参加者の感想(アンケートより一部抜粋)

「たくさんの人にもっと伝えて、日本が平和でいることはもちろん、現在、紛争などが起こっているところにも平和がおとずれてほしいと思った。(10代)」
「首長の方々、戦前と戦後の世代をつなげていくことが使命と考えておられるということに、頭の下がる思いです。”過去を認識して将来を見る”ことは大変重要なことだと思います。(50代)」
「戦争について、子どもたちにどんな風に伝えたら良いか分からなかったので、今日聞いた話を伝えようと思いました。(40代)」