山口県生協連 役職員研修会 
「ヒバクシャ国際署名キックオフ学習会」を開催

2017年6月22日、山口県労福協会館で、山口県生協連主催 役職員研修会を開催しました。

今回の学習会は、核兵器禁止条約の実現を目指す被爆者の呼びかけによる初めての署名活動「ヒバクシャ国際署名」のキックオフ学習会としました。

山口県生協連はコープやまぐちとピースアクション実行委員会を構成し、協力団体である、山口県原爆被害者団体協議会、山口県原爆被爆者支援センター「ゆだ苑」とともに平和活動に取り組んでいます。主催者を代表して、県生協連の有吉会長は、生協は平和活動を長く積み重ね、理解者を拡げ、世論に訴えて、多くの人々に参加してもらってきました。核兵器のない社会を目指して、世論を高める一翼になればとの思いから、この夏の平和活動も頑張っていきたい。全国の生協でも取り組んでいる署名の趣旨を理解し、成功させたい、とあいさつをしました。

研修会の講師として、「ヒバクシャ国際署名」のキャンペーンリーダーである林田光弘氏にご講演いただきました。林田氏は長崎出身の被爆3世で現在は大学院生です。高校生の時には平和大使を努められ、現在国連で行われている核兵器禁止条約の交渉会議の場に被爆者の方を送り出せるように、クラウドファンディングで渡航費用を集める活動などをされマスコミなどでも多く紹介されています。

講演では、核兵器廃絶と核兵器禁止条約をすべての国に求める「ヒバクシャ国際署名」は被爆者が作った文書である事や今までの核兵器禁止条約の流れを説明され、私達に出来る事として、この署名用紙と署名活動によって、被爆者のもう二度とあのような思いをさせたくないという被爆体験の声を届けることができ、相手との心の壁を取り除くことができるというプロセスが大切である事、被爆者の思いの重たさや覚悟を受け止め、核兵器廃絶に向けた道筋を被爆者が生きているうちに伝えたいと話されました。

次に、山口県原爆被害者団体協議会会長、森田雅史氏より県内被爆者からの署名活動の思いとご自身の被爆体験の話をしていただき、最後に、ピースアクション実行委員会としての署名の取り組みについて、コープやまぐちの倉益理事から説明をしていただきました。

林田光弘氏

森田会長