2025年3月13日(木)、生活協同組合コープやまぐち第3会議室にて2024年度第2回役職員研修会を開催しました。参加人数(Web参加も含む):70人 時間 :13:00~14:30
今回は中小企業診断士事務所所長の篠田典彦氏に講師をお願いし、「ロジカル・シンキング(論理的思考法)で業務力向上を」というテーマで講演していただきました。
篠田氏による研修会は3年連続になります。篠田氏はシステムエンジニアとして17年間従事後、広告代理店営業を経て、2018年に卸売会社を設立、中小企業診断士としても活躍されています。業務に役立つ内容の研修会で、丁寧でわかりやすい解説で、参加者アンケートでも毎回好評です。
今回の研修会では、仕事を行う上で必要な基礎的な能力を高めることを目標に、どのような考え方、思考方法で業務にあたれば、より高い成果を生むことができるかを学びました。
まず、生協連の岡崎会長が、各会員生協でも業務の複雑化、これまでに無い考え方で新しいものを生み出していくことが必要とされています。本日は論理的な思考法を学んでほしいとあいさつをしました。
続いて篠田氏に講演をお願いしました。
ロジカルシンキングの目的は、分かりやすく伝えて相手に納得をしてもらうこと。物事を体系的に整理して筋道を立て、矛盾なく考える思考法だそうです。①体系的に整理:切り口(5W1Hのような)を考え、その切り口ごとに深堀をすること。②筋道をたてる:どの切り口に関係している内容なのか、関係する切り口の問題点や課題を考えること③矛盾なく考える:出てきた問題点や課題をどのように解決したら良いか、つじつまがあうやり方を考えること。
この考え方をもとにロジカルシンキングをワーク形式で実践してみましたしてみました。ワークはQRコードを読み取ってGoogleFormに入力送信します。結果はすぐ集約されるので、それにコメントなどをいただきながら、具体的な説明もされました。ロジックツリーやピラミッドストラクチャーの考え方も紹介していただきました。
参加者からは「日常の業務の中に、意識的に物事を体系的に整理して筋道を立てて考えられるようにすべきだと思った。」「全て部下に指示するのではなくあえて考えさせてみることも大切なのかもしれないと思いました。」「ロジカルシンキングという言葉は初めて耳にしたが、今まで頭の中でなんとなく考えていたことを論理的に考え、文字起こししてみると興味深かった。」など普段の業務に活かしていきたいという積極的な感想が多く寄せられました。