県生協連は、2019年に創立70周年の記念事業として、初めて山口大学で生協講座を開きました。コロナ禍などで開催ができていませんでしたが、今回は山口県立大学で開催させていただきました。
今後の山口県における生協運動の更なる発展のために、若い世代に生協を知ってもらうことを目標に掲げています。
日時 :2025年1月9日 16:30~17:50
講師 :山口県生協連 専務理事 荒瀬 泰
講義テーマ:「協同・共助の組織である『生活協同組合』の歴史と現在の事業・活動について」
受講者 :約100名
初めに、生協がどんな事業や活動をしているのかを、生活協同組合コープやまぐちの事業活動を映像で紹介しながら説明しました。災害時に生協が行った支援、宅配事業、店舗事業、SDGsの行動目標と活動、誰からも頼りにされる生協づくりを”ご一緒に“をめざしていることを紹介しました。
映像紹介の後、協同組合と生活協同組合について、ICA(国際協同組合同盟)の定義や株式会社との違い、協同組合の種類について話しました。また、生活協同組合の歴史と社会的背景について、産業革命~ロッチデール公正開拓者組合の誕生~ ヨーロッパから世界へのひろがりについて説明。日本での生協発展過程と社会的背景を、消費者問題・社会問題と生協の動きを比較しながら説明しました。近年は人口減少と高齢化が進み福祉のニーズが高まってきた事など生協は時代のニーズに合わせて発展してきたことを話しました。