山口県ピースアクション実行委員会(構成団体:山口県生活協同組合連合会、生活協同組合コープやまぐち/協力団体:山口県原爆被害者団体協議会、一般財団法人山口県原爆被爆者支援センターゆだ苑)は、7月28日(月)13:30~16:00、KDDI維新ホール・メインホールにて「やまぐちピースフォーラム2025」を開催しました。参加者は280名でした。
「やまぐちピースフォーラム」は山口県内すべての首長が核兵器のない平和な未来を願い、平和首長会議に加盟されたことを契機に2010年から取り組みが始まりました。自治体・被爆者・市民が一緒になって核兵器廃絶のための取り組みを継続して行い、概ね3年に一度開催されています。これまでにも学習活動や被爆者・若い世代からの発信、県内自治体首長によるメッセージなどを行ってきました。
当日はピースアクション実行委員会の岡崎実行委員長による開会のあいさつに続き、以下の3部構成でプログラムが進行しました。
第1部:基調講演
演題:『核兵器のない未来をつくる~なぜ「いま」を生きる私たちの課題なのか~』
講師:浅野英男氏(一般社団法人 核兵器をなくす日本キャンペーンコーディネーター)
浅野氏は、核の脅威が高まる現代において、私たち一人ひとりが「いま」を生きる当事者の問題として行動することの重要性を語られました。日本政府が核兵器禁止条約を批准するために、私たち市民ができることについても呼びかけられました。
第2部:「山口県版平和首長会議」
県内11自治体の市長・副市長・副町長が登壇し、それぞれの自治体における平和への取り組みやご自身の想いを発表されました。浅野氏はこれらの発表に対し、「平和への思いや取り組みの継承には、語り合える場を作ることが重要なので取り組みを続けて欲しい、聞くだけでなく、自分の言葉で語る機会を持つことが、過去・現在・未来をつなぐ力になります」とコメントされました。
第3部:エンディング
山口市原爆被害者の会 会長・永野和代様よりメッセージをいただいた後、コープやまぐちのピースサポーターおよびキッズピースサポーターの皆さんとともに「平和の歌」を全員で合唱しました。
展示コーナー
会場ロビーではコープやまぐちの組合員によるピースマップやピースフォト、キッズ活動報告などが展示され、来場者は熱心に見入っていました。
また協賛団体である「2025国際協同組合年山口県実行委員会」は維新ホールの通路にて、2025国際協同組合年を紹介するパネルやタペストリーを展示しました。