山口県生協連第2回役職員研修会を開催

日  時   :  2024年3月14日(木)
場  所  : 生活協同組合コープやまぐち第3会議室
時  間  : 13:00~14:30 
参加者 : 58名(Web参加も含む) 
演  題  :「AI活用セミナー」
講  師  : 中小企業診断士 篠田典彦氏

  岡崎会長

岡崎会長

 

昨年度の役職員研修会で、篠田典彦氏に「SNSの活用セミナー」を講演していただきました。そして今回は「AI活用セミナー」の内容で講演をしていただきました。

まず、生協連の岡崎会長から、各会員生協でも業務の効率化のために生成AIの活用が大切であること、そして検討課題であることを言われました。

 

篠田氏

篠田氏は、AIの歴史や概要、仕組みについて説明されました。AIは1960年代から存在しており、会話ができるロボットもAI技術によるものです。機械学習を経てLLM(大規模言語モデル)によって人間レベルの文章作成が可能になったことも紹介されました。

次に、世界中で注目されているChatGPTについて、使い方や注意点が説明されました。ChatGPTの得意なことや精度を上げるコツ(役割を与える、前提条件や制約条件を伝えること)も具体例を交えて説明されました。またAIを使用する際の注意点(機密情報の漏洩回避、偽情報や不正確な情報への注意点著作権などの権利侵害、ディープフェイクの法整備不足)も強調されました。

その後、ChatGPTの基本的な使い方を実演動画を通じて学びました。ビジネス用のメール作成や商品のPOPやキャッチコピー作成、ビジネス相談、単純作業の効率化、文章要約、世界的料理人からのレシピの提案など、興味深い実演が行われ、参加者は熱心に見入っていました。

最後にChatGPTの応用的な使い方とマイクロソフトのCopilotの紹介がありました。

生成AIはますます身近になっていくため、参加者にとって入門となった研修会となりました。

IMG_6303参加者からは「ChatGPTに興味があったけど、具体的な使い方がわからなかったので、知ることができて良かったです。」「報道で少し知っていたが、ChatGPTが多くの作業を高性能に行ってくれることがわかりました。データの分析など実務にも役立てられそうな内容で、情報の入力に注意しながら活用したいです。」「AIを部分的にでも活用すれば業務改善につながると感じました。」「情報管理の問題はあるものの、業務効率化には今後必ず活用の必要が出てくると感じました。」など生成AIの活用に対する積極的な感想が多く寄せられました。