2020年度第1回役職員研修会を開催しました。

 

山口県生協連主催2020年度第1回役職員研修会を開催しました。

   高田専務

   高田専務

日時:2020年9月17日(木) 13:00~14:30
場所:コープやまぐち会議室
参加者数:会員生協役職員 55名
講師:広島県生活協同組合連合会 専務理事 高田 公喜 氏
演題:「平和運動の現状と今後~核兵器禁止条約の発効に向けて~」

 

 初めに生協連の荒瀬専務が、今回はコロナウイルス感染対策をした上で、研修会を開催させていただくこと、平和学習の機会が最近少ないので今回の研修で学んで欲しいとあいさつをしました。
   生協連の岡崎会長は、コロナ感染防止から参加できない生協もある中、本日集まっていただいた事に感謝の意を伝え、日本が今、将来への不安を抱える中、どう主体的な思いを持って行動するのかが生協人として大事であり、自分の意思を持てるよう学習していただきたいとあいさつをしました。

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   岡崎会長

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   荒瀬専務

  続いて広島県生協連の高田専務にご講演いただきました。

・生協はなぜ平和の取り組みをするのか? 生協には平和・継承の歴史があり、平和運動はより良い暮らしをつくる活動であり、共助思想の価値観、どのような社会を目指すかというビジョン(SDGs)と合致した取り組みであるから。平和は待っていても来ないので作りに行くことが必要。

・なぜ人類は核兵器に頼るのか、核兵器をめぐる情勢はどう動いているのか? 核抑止力や核不拡散条約などについてこれまでの経過、そして現在、核兵器禁止条約の批准国がもうすぐ50ヶ国になり発効されそうなこと、しかし日本は批准していない、核保有国は条約に反対していることなどを話していただきました。

・『われわれの世代で核兵器廃絶を夢にしないために』 私たちは平和行動をとるべきか?
夢物語にしないため、1人でも多くの人が核は無くさないといけない!そう思ってもらうために核兵器廃絶にむけた活動、取り組みを行っていること。私たちは、平和に対して無関心・不寛容にならないことを意識して行動しなくてはならない、と締めくくられました。

参加者からは、「平和に対して無関心・不寛容にならないためにも平和活動を継続的に行っていかなければならないと思う。平和について改めて考える機会となりました。」「“平和は待っていてもやって来ない。作りにいかないと“と言われているように私たちのアクションはとても大切だと思います。」「世界唯一の被爆国である日本が核兵器禁止条約を批准しなかったのは本当に信じられないこと。受身・無関心では何をやってもダメ。自ら関心を持って行動を起こすことが大切だということをあらためて感じた。」などの意見が出されました。