山口県生協連通常総会では、役員改選がない隔年毎に会員生協より活動報告をしていただいています。今年の総会では、医療生活協同組合健文会と下関市立大学生活協同組合より報告をしていただきました。
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「グループホーム建設の取り組みと安心して
住み続けられるまちづくりについて」
出雲 美代子 さん
在宅介護福祉事業部事務局長
「協立グループホームかいなん」オープン
医療生協健文会は入居施設の建設に初めて取り組み、今年5月1日にグループホーム「協立グループホームかいなん」を開設しました。「協立グループホームかいなん」は認知症の高齢者が 家庭的な雰囲気の中、少人数で共同生活をおくることにより、より良い日常生活をおくることができるように支援する介護サービスです。また、介護が必要な高齢者が住み慣れた地域で継続して暮らしていくことができるように24時間体制で支えているなど、地域包括ケアの拠点となるサービスです。地域の住民や活動との連携や交流、地域住民への活動報告など、地域との関わりが重視されていることが特徴です。
「協立グループホームかいなん」の建設にあたって、理念と開設準備
「協立グループホームかいなん」は、建設にあたって
【いまこの場所で心地よく いまこの瞬間輝いて いまこの輪のなかに自分らしく 笑顔でともに生きることをめざします 生きるを支える優しさが安心して暮らせるまちをつくります】 という理念をつくり、その理念のもと介護活動をしています。
建設運動として、組合員と地域を訪問し、地域で認知症サポート養成講座を実施しました。開設に向けて運営方針の決定、医療との連携、職員の確保と研修、入居者確保と受け入れなどを準備しましてきました。
笑顔あふれるすてきな空間に
認知症の方や家族の方に寄り添ってより良いケアを提供するためにも、地域ぐるみで取り組む姿勢が重要です。この空間に入居者の方や職員の笑顔があふれるように、また地域住民の方々がここにあってよかったと言ってもらえるように、地域に根差し、まちづくりに関わることのできるグループホームを、知恵と力を合わせてつくっていきたいと思います。