山口県生協連では年2回「生協役職員研修会」を開催しています。
今年度1回目の研修会ではITやAIの活用について学びました。
日 時:2021年10月21日(木)
場 所:コープやまぐち本部研修室
時 間:13:00~14:00
参加者:70名(web参加者10名含む)
演 題「5GやAI、IOT等未来技術の導入・利活用の促進について
~産業戦略部の取り組みを中心に~」
講 師:山口県産業戦略部地域産業高度化推進室
地域中核企業創出・支援カンファレンスチーム主査 先本亮一氏
西日本電信電話株式会社 エンタープライズビジネス営業部
法人営業部門 法人営業推進担当 流通チーム主査 亀野博司氏
講演に先立って、生協連の岡崎会長理事が挨拶をしました。
「今、コロナをきっかけに社会は大きく変わろうとしています。この機会に多くの企業同様、私たちもデジタル技術を活用して、組合員や社会のニーズに対応できるように、私たちのもっているビジネスモデルを変革するとともに、日常業務や組織風土、企業文化を変革し、より未来へ向けて躍進できる、そういう組織にすることが重要です。DXとは単にIT技術を使うだけでなく私たちの仕事そのものをしっかり変革し、そういう視点をもって取り組んでいくことが重要だと思いますので、しっかり学んでいただきたいと思います。」
続いて山口県産業戦略部の先本主査が山口県のデジタル推進の取り組みを中心に話をされました。
5G、AI、IOTはもののサービスの生産性、利便性をつかさどり、産業を飛躍的に向上させるもので、新型コロナによる新しい社会においてもその技術の活用性が認識されています。また山口県は少子高齢化の現状からしても、未来技術の投入によって生産性の向上と新たな付加価値の促進が必要とされ、さらに新たな社会づくりや産業競争力の投入が必要とされています。
まず県内における5Gの利活用について、へき地医療や文化振興のとりくみを紹介されました。ものづくり企業におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進では、企業の生産性向上等の課題、人材不足、ノウハウ等の解決にむけた支援について説明され、製造業、中小企業、商店街、農林水産物販、建設分野のDXの取組事例も紹介をされました。
続いて小売業によるデジタル化動向について、西日本電信電話株式会社エンタープライズビジネス営業部主査の亀野様よりリモートでご説明いただきました。
小売業界においてのDXの必要性、キャッシュレス化などのトレンド、食品スーパーの課題と対応の方向性について、自動発注などのデジタル化による食品ロスの削減とSDGsへの貢献などご説明いただきました。
(参加者の感想)
「コロナ禍 人との接触が困難な中、DXや5G活用による業務は必要だと思います。今後、人がしている業務に変わり、新しい技術を取り入れ、業務の効率化を図りたいです。」
「業務と直結する様な内容で最新のデジタル技術の事を聞けたのでよかった。」
「DXを単なるデジタル推進や事業変革だけにとどめるのでなく収益構造や事業の成長につなげなければいけないことがわかった。」