2019年1月17日、山口県労働者福祉会館にて2018年度第2回役職員研修会を開催しました。参加人数74名、開催時間は13:00~14:30
今回は講師に山口県立大学看護栄養学部准教授 今村主税氏をお招きし、
「SDGsとは? なぜ目標設定がされたのか?」という題で講演していただきました。
はじめに県生協連の荒瀬専務理事が、日本生協連は昨年SDGs行動宣言を採択した、SDGsという言葉は聞いて知っているが、詳しいことを理解できていないところもあるので、今回学習会を開催することにしたと述べました。
生協連の有吉会長は、今回の研修会でSDGsをしっかりと学んで生協が社会の中でどう取り組み、何ができ、持続させていくのか考えてほしいとあいさつをしました。
今村氏は研修会の目標を<・持続可能な開発目標(SDGs)の思想を理解する。・SDGsを「他人事」ではなく「自分事」として捉えることができる。> とされました。
初めに、SDGsが設定されるまでの歴史と17の開発目標を1つずつ説明されました。
17の目標は単独ではなく複数が密接に関わっていること、1つだけを取りだして解決することはできない。また、誰かがやるのではなく今こそ誰もが行動をおこす時と述べられました。
講演の後、ワークシートを使った作業を行いました。複数の問題提起に対し、17の目標に関連するものを選ぶという作業でしたが、関連するものは1つとは限らず、捉え方やどのように関連付けして問題を解決していくのか他の人と話し合ったり考えたりしました。
先生が理事長をされているフードバンク山口についても紹介していただきました。食べないで廃棄される食品が多いこと、相対的貧困者が多いことから、家庭・企業などで眠っている食品や廃棄される食品等を引き受けて、経済的に苦しい生活を強いられている生活困窮世帯や児童福祉施設などへ食料の支援をする活動をされていらっしゃいます。最後に、消費者が物を買って消費をすることは企業に1票を投じることであり、皆がエシカル消費をすることで未来も変わるのでは、生協も購入してもらう立場として考えて欲しいと述べられました。
<参加者の感想>
「持続可能な開発目標は多岐にわたりそれぞれが関連している。色々な考え方があり他の方の考えも聞くことにより参考になった。日常生活の中で自分のこととして考え行動していきたい。」
「ワークシートをすることで、17の目標全てが関連していることに気づきました。又、自分のこととして考えられ、即行動へ移すべきだと痛感しました。」