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成人特有の問題点の一つですが、学校という閉鎖空間にいますからね。高校3年生で18歳となりますので、友人関係を利用した勧誘が増えるでしょう。とりわけ高校3年生の場合は、同じクラスの中に成年者と未成年者が混在し、早く成年者になったものは根拠のない優越感に浸るかもしれません。悪徳商法は、そこが付け目です。大学生や専門学校生も同じ。この年頃は、嫌われてはならないと友達に合わせようとする傾向があります。マルチまがいの商法に気をつける必要があるのではないかと思います。勧誘する同年代の人もマルチの認識はないでしょうし、勧誘された人もマルチという認識がなく、蔓延するおそれが多分にあります。
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まず知識を持つことが一番です。小さいころからいろんな消費者教育を受けていくことが大切なのかもしれません。
家族で時々お金にまつわることや消費者トラブルをなんとなく話題にしていくことで免疫ができてくることもあるかもしれないですね。そして何かあった時、まず相談する! 公的な相談機関があることで解決できたり、解決の糸口が見つかるかもしれない事も知っておきたい一つです。
理事長 藪本知二